キャンプカウンセリングとは

成長し解き放たれる精神

今年から始めている「キャンプカウンセリング」への試み。依頼があったときのみ実施ですが、今回で3回目の同行です。ただしキャンプといっても、低山の登山が中心です。今回の対象は、小中学生とその保護者。ちょっとしたことから、学校や家での生活に支障が出ているので、何とか以前のように元気になって欲しいとのご依頼でした。

自然のルールに従う登山は、独創性や自律性の精神を教えてくれると同時に協調性と正しい規律を学べます。成功してもおごらず失敗しても落胆しない、最後まで頑張る事を経験することで環境への適応力を付けて行きます。主体はあくまでも子供さんで周りの大人はサポート役、厳しくも温かく見守ります。事前の打合せで、地図とコンパスを使った簡単なオリエンテーリング、火を使った調理、行程のペース配分などを子供さんが担当します。

途中、弱気が出て諦めかけたこともありましたが、本人の「山頂を目指す」との意思に従い、ゆっくり一歩ずつ確実に登って結果として、一番乗りで山頂に登頂出来ました。本日の一等賞です。下山後の子供の自信に満ちた顔は、本人にとって一番の金メダルなんだと思います(^^)
翌日からは、学校にも少しですが行けるようになり明るさが戻ってきたとの事でした。

そもそもキャンプカウンセリングって何?

キャンプを野外体験教育としてみると、すでに1861年にはその原型が見て取れます。1861年の日本といえば幕末で、前年には桜田門外の変 (水戸の脱藩藩士らが井伊直弼を暗殺)などがあった時代。欧米では、もうすでに野外教育を通して人格の形成を模索していたなんてちょっと考えさせられますね。今では、キャンプという意味よりアウトドア活動と考えた方がしっくりきます。

このアウトドア活動の体験は、子供の心、耳、目、適応性、理解力、それに魂さえ発達させる機会として最高の場を提供してくれます。哲学者のモンテーニュはこう言ってます。「われわれが鍛えるのは、精神でもなければ、身体でもない。それは一人の人間であり、二つに分けられるものではない」と。これが、キャンプカウンセリングの根幹なのです。

実際に、自然の中での子供達はその「個」において最大限のパフォーマンスを見せてくれ、引率の大人をびっくりさせることがあります。子供は、色んな事に興味を持ち活動的でとんでもない可能性を秘めています。まさに、エネルギーの塊といってもいいでしょう。しかし、今の子供を取り巻く環境は、どうも視野が狭いような気がしてなりません。目の前の事に汲々として、圧倒的に経験が不足していると私は思います。本来外に向って放出(爆発)されるべき子供のエネルギーが行き場を失い、仲間や自分に向って『爆縮』し不安定になっているのではないでしょうか・・
※『爆縮』とは全周囲からの圧力で押しつぶされる破壊現象のこと。

今後どのような形でこの取り組みを継続するかはまだ模索中ですが、子供さん自身が逆境に負けず本当にやりたいことが見つけられるようなお手伝いが出来ればと考えています。

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