寝ていても座っていてもつらい梨状筋症候群

立っていたほうが楽なんです

はじめはヘルニアと間違われやすい梨状筋(りじょうきん)症候群。腰からお尻にかけて広がる不快な鈍痛や、お尻の後面からももにかけてしびれが特徴でレントゲン診断では問題のないことが多いです。梨状筋は、骨盤の中央にある仙骨の前面から発生し、大腿骨の大転子に終わります(図参照)。この梨状筋に異常が起きると、すぐそばの太い座骨神経を圧迫し先のような症状が起きるのです。この梨状筋症候群は、徒手検査で腰椎のヘルニアとは明確に判別でき、施術でのアプローチも確実に行えます。

主訴

51歳女性。4~5年前からぎっくり腰をくりかえすようになり、最近では朝一番が特に辛く、車の運転でも足が抜けそうなくらい痛い。初めは腰椎ヘルニアと診断されたが症状が変わらないので、別の診断の結果「梨状筋症候群」であることがわかった。

初検

痛みから逃げるように、骨盤の位置が大きく偏位していた。徒手検査にて梨状筋症候群を確認すると、明らかに陽性となった。殿筋周りを確認すると、梨状筋から上の筋群にかなりの緊張がみられ硬結部分もあった。硬結に圧迫を加えると、かなり痛みを覚えるとのこと。

施術

ぎっくり腰のくせがあるので、まずは偏位している骨盤から腰部及び下肢への調整を行いぎっくり腰を予防します。その後、硬結のある殿筋群の一つ一つをゆるめるために、Dmam法を用いで硬結部の圧痛を観察しながら、徐々に筋肉へのアプローチを行います。

術後

本日で3回目の調整。初回の調整後4週間ほどで、前ほどでないけど痛みが戻って来た。2回目の調整後はすこぶる調子がよく、さらに2週間を過ごすことが出来た。本日の施術後には、「探せばまだ残っている程度」とのことでしたので、自宅でできる予防運動をおぼえてもらい次回までの様子見としました。

紺屋の白袴

この方は、長年に渡って介護の仕事をされているかたです。毎日、入所者のケアに終われる激務のため自分の事などに構ってられないとおっしゃりました。でも一度痛くなると、お金と時間をかなり削られることになるので面倒くさがらず予防が一番だと実感されていました。

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