その腕のだるさやしびれは胸郭出口症候群かも

つらい手や腕のトラブル、それって胸郭出口症候群かも

胸郭(きょうかく)は人体の中で肋骨で囲まれた部位を指します。この中には、人間が生きていくうえで絶対に必要な臓器が詰め込まれていて、特に左右にあって、呼吸を行っているご存知の「肺」が多くを占めています。通常呼吸は横隔膜や肋間筋などが担当しますが、ランニングなど多くの空気を必要とする場合は、下図の「☆」印に付いている筋肉が補助をします。頭に近い方からそれぞれ、「斜角筋」「鎖骨下筋」「小胸筋」と呼ばれる筋肉です。また、手や腕に行く動脈や神経も束になってこの筋肉の裏を通っています。

現代は、オフィスでの仕事でパソコンを操作することが多くなり、胸前に付いているこれらの筋肉が硬くなったり動きが悪くなる傾向があります。当然これらの筋肉が硬くなると、その裏を通っている動脈や神経にも影響を及ぼします。いわば、正座をして足がしびれたりむくんだりするのと同じことが、首から肩にかけて起きていると思って下さい。

症状としては、腕がだるい、しびれる、力が入らない、指先にむくみや痛みを感じる、常に冷たいなどのものが上げられます。これらの、症状を総称して「胸郭出口症候群」と呼んでいるのです。

胸郭出口症候群の種類と対処法

胸郭出口症候群には「斜角筋」「鎖骨下筋」「小胸筋」と呼ばれる3つの筋肉が関係していることはお分かりいただけてと思います。そして、それぞれの筋肉が起こす不具合も3種類となります。

斜角筋症候首の動きを支える「斜角筋」の緊張で起きるもの。慢性的にねこ背や、姿勢が前かがみになっていたり、寝違えた時にも筋肉にダメージを与えます
肋鎖症候鎖骨と肋骨の間にある「鎖骨下筋」の緊張でおきるもの。こちらも、不良姿勢で緊張する事が多いですが、スポーツをよく行う方にも見られます。
過外転症候インナーマッスルで、肩甲骨から肋骨前面に付着する「小胸筋」の緊張から起きるものです。巻き肩、ねこ背、長時間同じ姿勢での作業や重いものを持つなどで見られます。

胸郭出口症候群は、徒手検査法によって確実にその部位が判定できます。一見すると、病気かと思われがちですが実際のところ「ストレッチ不足」による、筋緊張がほとんどです。

当院では、検査の結果から単独筋の調整を行いますので、より筋緊張の緩和につながります。そして、その筋肉を緊張させている原因を取り除き、術後の日々のケアをご案内しています。
調整後の反応としては、「姿勢が良くなった」「呼吸がものすごく楽になった」「首がスムーズに動く」「肩が良く回せる」など、上半身の改善につながっています。

酷使されている割には、その存在に気づきにくい「縁の下の力持ち」な筋肉ですから、日々お体をいたわってあげることが大切ですね。

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