ビタミンDと骨の話。日傘の季節にちょっと気をつけたいこと
こんにちは、アトラス整体院の荒木です。最近では、雨や曇りの日、冬の薄日でも日傘をさしている方をよく見かけます。肌のケアとしてとても大切なことですが、実は体の中で“骨”にも少し関係しているってご存じでしたか?
今回は、骨を元気に保つために欠かせない3つの要素――「カルシウム」「ビタミンD」「運動」のうち、特に**“ビタミンD”**に注目してみたいと思います。「運動」については前回のブログを参照してください。
・ビタミンDってどんな働きがあるの?
ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けてくれる大切な栄養素です。骨を丈夫に保つだけでなく、最近の研究では、高血圧や歯周病、自己免疫疾患などにも関係していると言われています。
逆に、ビタミンDが不足すると、骨粗しょう症や骨軟化症、冬季うつ病など、さまざまな体の不調が起こることもあるんです。
・実はビタミンD、太陽の力でつくれるんです
「ビタミンって、食べ物から摂るものじゃないの?」と思われがちですが、実は人間の体は、太陽の光(特に紫外線)を浴びることで自分でビタミンDをつくる力を持っています。
魚やきのこからも摂れますが、日光を浴びることはとても効率的な方法なんですね。
参考までに、国立環境研究所が一日にどれくらいの時間なら太陽光(紫外線)を浴びても人体に影響無いのかを、毎日測定して公表しています。(データの速報値は現在休止中、23年10月までの過去データーは閲覧できます)
・でも最近、紫外線を避けすぎていませんか?
紫外線による肌への影響を考えて、日傘や日焼け止めが常識になっています。
もちろん、肌を守ることは大事なのですが……実はその影響で、日本人女性の約80%がビタミンD不足とも言われています。
これは将来的に、若い女性でも骨粗しょう症になってしまうリスクにつながってしまうかもしれません。
・どれくらい日光を浴びればいいの?
「じゃあ、どれくらい太陽に当たればいいの?」ここが一番気になるところですよね。
国立環境研究所では、紫外線が体に与える影響について日々データを測定し、「どれくらいなら安心か」の目安を公表しています。
たとえば――
夏の神戸周辺であれば、
- 日中:15分ほど
-
早朝や夕方:30分〜1時間ほど
太陽の光を浴びるだけで、1日に必要なビタミンDはほぼまかなえるとされています。
「え、それだけでいいの?」と思われるかもしれませんが、実はそれで十分なんです。
・散歩やウォーキングと組み合わせるのが一番おすすめ
ここでおすすめしたいのが、特別なことをしない方法です。
- 通勤・通学の途中で少し遠回りする
- 買い物ついでに10〜15分歩く
-
ペットの散歩を日中にする
これだけで、
- ビタミンD
- 運動
-
気分転換
この3つが一度に手に入ります。
「運動しなきゃ」「栄養を取らなきゃ」と気負わなくても、お天道様の下で少し体を動かすだけで、体はちゃんと応えてくれるんですね。
・サプリメントには少し注意を
最近は、ビタミンDをサプリメントで補う方も増えています。ただ、ここは少し注意が必要です。
ビタミンDは脂に溶ける性質があり、体の中にたまりやすい栄養素です。摂りすぎると、
- 食欲不振
- 体重減少
- 動悸や不整脈
-
腎臓や心臓への負担
といった問題が起こることもあります。
「足りないから、たくさん摂れば安心」――というものではないんですね。
だからこそ、自然な日光+軽い運動という方法は、体にとっていちばん無理のない選択だと思います。
・骨粗しょう症は「なってから」より「ならない工夫」
骨粗しょう症は、一度進行するととても長い治療期間が必要になります。しかも、お薬をやめると元に戻ってしまうこともある、少し厄介な病気です。
だからこそ大切なのは、若いうちから
- 日常の中で
-
無理なく続けられること
この積み重ねです。
・まとめ:ほどほどの太陽と、ほどほどの運動を
紫外線は、確かに浴びすぎると肌に負担をかけます。でも、避けすぎても体にはマイナスになることがあります。
- 日中に少し外へ出る
- 歩くついでに太陽の光を浴びる
-
「完全防御」より「ほどほど」を意識する
それだけで、骨は少しずつ強くなり、体全体の調子も整っていきます。
美容も健康も、極端より“ちょうどいい”が一番。
今日の散歩が、10年後のあなたの骨を守ってくれるかもしれません。















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