立っているほうが楽な座骨神経痛
若いうちの座骨神経痛は、過度な運動によるものが多いのが特徴です。対して中高年の場合は、主に運動不足や長時間のデスクワークなどで生じる場合が多くなります。症状としては、背中や太もも、ふくらはぎや足底で痛みを感じることが多く、その痛みの種類も、しびれや刺痛、灼熱感や過敏症などの異常な感覚となっています。
座骨神経痛の症状がでた時に、立ち上がって少し歩くと痛みが緩和される場合があります。例えば身近な経験としては、トイレで便座に座ってスマホなどの操作を長時間したさいに、ビリビリとした刺痛やしびれを腿うらや足に感じたことがありませんか?そして、トイレからでてしばらくするとビリビリした感じが治ってしまうというものです。
この座骨神経痛を引き起こしている原因筋として、「梨状筋」が挙げられます。
梨状筋が座骨神経痛に悪さする⁈
梨状筋については、以前のブログ「梨状筋症候群」について事例を紹介していますので参考にしてください。
この梨状筋が縮んで固くなると、直径が太くなり座骨神経を圧迫します。圧迫された座骨神経は周辺の関節や筋肉靭帯に影響を与え、先ほど述べたような不快な症状を引き起こします。
座骨神経痛の施術
施術するさいは、原因筋の梨状筋だけでなく、数種類の殿筋群を優しく緩めていきます。そして、梨状筋も上下左右のブロックに分けて調整します。特に、長患いで重症なかたは、手を触れるだけでも電撃を受けたような刺激があり驚かれる方もいます。しかし施術していくうちに、徐々に和らいでいくのが感じられるので、みなさんビックリされます。
早い患者さんなら、術後すぐから改善が見られ予後は良好、再発までのスパンが長いのも特徴です。
初夏の陽気で暑くなるのかと思えば、肌寒い日がきたりと、体や腰にとってはストレスが溜まる日が続きます。外出のさいは、薄手の羽織物を一枚バッグに入れておくと安心ですね。
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