足にある第二の心臓 いったいどこにあるの?

足にある第二の心臓

足にある第二の心臓とは、「ふくらはぎ」の事をさします。では、足にはモモの筋肉やスネの筋肉もあるのに、どうして「ふくらはぎ」が第二の心臓と呼ばれるのでしょうか。そこには、人体がもつ素晴らしい仕組みがあったのです。

足にある?第二の心臓

ある人は「足裏にはツボが沢山あるから、足裏が第二の心臓だ」と、考える方もいるようです。今では足裏反射区などと言い方を変えているようですが、足裏には「涌泉:ゆうせん」というツボが1つしかありません。民間伝承的には「裏内庭:うらないてい」などもあると言われていますが、鍼灸の世界では1つとされています。基本的にツボは「鍼のさせないところには無い」とされています。確かに眼球や唇にはツボは存在しないですね。詳しくは、知り合いの鍼灸の先生等に聞いてみましょう。

いきなり話がそれてしまいました。話を戻します。

心臓は、握りこぶし大で胸の中央にあります。この小さな心臓からポンプのように血液を動脈に押し出し、押し出した分を今度は静脈を使って心臓に戻しています。心臓から上にある血液は重力の力を借り、心臓付近の血液は横隔膜などの呼吸によって戻ることができます。ところが、心臓からはるかに離れた足などの血液はどうしても戻る力が弱くなってしまいます。

静脈は動脈に比べると柔らかく、血管内には弁があります。この弁が血液が逆流するのをふせぐ「逆止弁」の働きをし、心臓に戻る補助をしています。

それでは、下図を見ていきましょう。図はふくらはぎの筋肉をモデル化したものです。

ふくらはぎには、3本の大きな筋肉がありアキレス腱につながっています。この大きな筋肉のそばを静脈が通っています。じっと立っているときやイスに長時間座っているときなどは、ふくらはぎの筋肉はゆるんだ状態(図左)になり、静脈にある弁は開放状態になっています。

一方、つま先立ちをしたり歩いたり、または走ったりする時にはふくらはぎの筋肉が収縮し静脈を圧迫します。圧迫された部分より心臓に近い方の弁は開放され、それ以下は閉鎖状態になります。歩いているときや走っているときには、静脈の弁が開放と閉鎖が繰り返し行い血液を送り出します。

このポンプののような動きが、まるで心臓のような働きをしているところから「ふくらはぎ」が、第二の心臓呼ばれるようになっています。または、骨格筋ポンプともいいます。

歩くことは健康の第一

足の働きがおとろえると、血流の循環が悪くなるばかりか骨盤や足に血液がたまりむくみなどの症状を引き起こします。さらに進むと、静脈は弾力が無くなり弁が機能しなくなります。いわゆる、静脈瘤として知られる状態になります。特に長時間立っていると、足の痛みや疲労を感じるようになります。

予防

  • 長時間立ったままや、飛行機などで座ったままの状態が続くときは、ふくらはぎを意識しながらかかとを上下させる「つま先立ち運動」や「ストレッチ」を積極的に行いましょう。
  • 肥満も静脈を支持できなくなるので、特に女性で中年と呼ばれる年齢の方は気を付けましょう。
  • 近距離や階段はなるべく歩くようにし、上りではつま先立ちを意識しましょう。
  • 普段から「歩く」を習慣にし、つま先を蹴りだすよう歩くことを心がけましょう。

「老化は足から」と、先人たちも教えてくれています。やはり、健康の基本は歩くことですね。
※ただし、足に故障のある方は無理に歩かないようにしましょう。

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